九谷焼 文政五年創業
鏑木商舗

 

鏑木商舗は文政5年(1822)、徳川11代将軍家斉の治政に九谷焼最初の商家として金沢で開業し、以来約200年にわたって暖簾を守っています。創業当 時は古九谷の廃窯から110年余り途絶えていた九谷焼を再興しようとの気運が高まっていた時代であり、鏑木商舗では加賀藩の意向を受け、製品の販売・製造 を行い、国内の展示会や海外の万国博覧会にも出品してきました。現在でも歴代当主の意志を継ぎ、九谷焼の可能性を世界に広めるべく、日々挑戦しています。

九谷焼で本格的なワイングラスを。およそ370年の時の流れに培われた九谷色絵の技術がヨーロッパのワイン文化と出会い、美しいワイングラスが誕生いたし ました。このワイングラスはボウル部分がガラス、ステムが九谷焼でできています。ワインを注ぐボウル部分には世界的なガラスウェアの老舗シュピゲラウ社と の提携により、合理的で優雅なフォルムを採用。また、ボウル部分を支えるステム部分には、九谷焼の伝統柄や現代的なデザインなど、華やかで多彩な絵付けが 施されています。

      八代目 鏑木 基由 さん

 

 昭和32年、九谷焼 鏑木商舗7代当主鏑木栄一の長男として金沢に生まれる。昭和53年父 栄一死去のため、大学在学中に8代当主となる。平成19年九谷焼 鏑木商舗を法人化し、株式会社 鏑木設立。九谷焼を日本全国に販売する傍ら、九谷焼ワイングラスや九谷焼酒グラスといったオリジナル商品を開発し、自社商品の海外展開を積極的に行ってい る。このほか、老舗の8代目として九谷焼に止まらず金沢の伝統継承に尽力している。