九谷の手仕事
九谷光泉窯

 

 明治三年創業。ろくろによる成形から上絵付まで一貫した手仕事で製作しております。

伝統九谷の展示、制作工程をご案内しております。 九谷焼は、石川県南部の金沢市、小松市、加賀市、能美市で生産される色絵の磁器です。 江戸時代前期九谷村で、鉱山から磁器の原料となる良質な陶石が発見されたことをきっかけに生産が始まりました。 「古九谷」と呼ばれる磁器は、青、緑、黄などの濃色を多用した華麗な色使いと大胆で斬新な図柄が特徴です。 いったん途絶えた「古九谷」ですが、江戸時代後期には青手や赤絵など、技法や表現も多様化し、「再興九谷」として復活します。 その後主要な輸出品となったり、西洋の技法なども取り入れられ量産化も進みました。 九谷焼絵付け体験では、そんな歴史を背景に伝統の技を本格的に体験できます。

      五代目 利岡光一郎 さん

 

 野町にある九谷光仙窯を訪問しました。市内で唯一、ろくろ成形から素焼き、上絵付けにいたるまで、すべて手作業で行っている九谷焼の窯元です。 五彩と呼ばれる赤、黄、緑、紫、紺青の色を「大胆に使うのが特徴」と、五代目の利岡光一郎さんは、目も前でろくろを回す手を休め答えてくれた。利岡さんは大学で陶芸を学び家業を継ぐために戻って来たという。工芸はご年配の方がよく仰るように、非常に難しい業態だと思います。しかし実際いろんなお客様と接すると、良いものが欲しいという需要はあり、また工芸品の持つ魅力を感じて頂けることは日本人に限らず人類共通の感覚であると感じております。景気や時代の流れを言い訳にせず、シンプルに、いい物を作る為にどうすべきかを経営、作陶に落とし込み、自問自答しながら少しずつでも前に進むことがこれからの自分たち世代に必要だと思います。年配者からの様々な技術やノウハウを体験し、これからの工芸としての九谷焼を築き上げていくべきだと思っております。